|知っておきたいポイントや注意点
・口座を開設できるのは「お1人様1口座」のみ
「ジュニアNISAって、子供の資産形成に良さそうだな。よし、この機会に10個くらい口座を作って教育資金を作ろう!」なんてことはできません。もちろん、お子様が複数人いれば「それぞれ1口座ずつ」は開設できますが、1人のお子様に対して複数個の口座は開設できませんのでご注意ください。
・金融機関は変更できない
「ジュニアNISA」は、他のNISAと違って金融機関の変更はできません。(※1)
例えば「一般NISA」や「つみたてNISA」では、
最初は「A証券」で口座を開設したけれど、どうやら「B証券の方が使い勝手が良いみたい」ということでA証券からB証券へ口座の変更をすることは可能ですが、ジュニアNISAではそれができませんので、ジュニアNISAを開設する際は十分に金融機関をご検討ください。(たぶんほとんどの方がネット証券と呼ばれる、インターネットで株等の取引ができる証券会社の中からどれかを選ぶと思いますので、別記事で証券会社の比較記事でも書いてみますね。)
※1 最初に開設したジュニアNISAの口座を廃止して、新たに違う証券会社にジュニアNISAを申し込めば金融機関の変更はできます。が、この場合、最初に開設した口座の中で利益が出ていれば、それには課税されますので、やはり基本的には最初の金融機関を廃止してまで変更する意味はないかもしれません。
・親の銀行口座からジュニアNISAの証券口座へ資金の移動はできない
ジュニアNISAで使う資金は、「口座開設者本人(未成年者)に帰属する資金」に限定されております。
つまり、「子供名義のお金しか使えないよー」ということですので、ジュニアNISAの口座へ資金を入れるためにも、事前に子供名義の銀行口座を必ず開設しておいてください。(子供名義の銀行口座から子供名義のジュニアNISAの口座へ資金を移動させるため。)この際、年間で110万円以上のお金を子供名義の口座に入れると、「贈与税」の対象となる場合がありますので十分にご注意ください。