iDeCoは「老後資金のために、自分で毎月の掛け金を決めて、さらに自分で投資する商品を選んで運用しながら資産形成をしていく私的な年金制度」のことを指します。
上にも書いておりますように、月々の掛け金は自分で決めることができます。
ただし、「最低金額は5,000円から」、そして「月に掛けられる最大金額は加入している国民年金の種類によって違ってくる」という決まりがあります。
では詳しくみていきましょう。
|1.自営業者(国民年金の第1号被保険者)
掛け金は月々68,000円まで掛けられます。
年間にすると816,000円ですね。
この拠出金(掛け金のことですね)は全て経費(小規模企業共済等掛金控除)として認められるので、投資の資金を確保しながら節税もできるということで、売り上げが多い個人事業主さんにはかなり美味しい制度ではないでしょうか。
2.会社員・公務員(国民年金の第2号被保険者)
ようは「厚生年金」に加入されている方ですね。
第2号被保険者の方は、お勤めの会社が採用している企業年金の形態によって変わってきますのでもう少し詳しくみてみましょう。
①会社に企業年金がない場合
・月額23,000円まで。年間にすると276,000円ですね。
②企業型DC(企業型確定拠出年金。企業が掛金を毎月積み立てし、従業員が自ら年金資産の運用を行う制度)に加入していて、かつ会社側がiDeCoの加入を認めた方
・月額20,000円まで。年間にすると240,000円ですね。
③DBと企業型DC両方に加入している方・DBに加入している方・公務員の方
・月額12,000円まで。年間にすると144,000円ですね。
※DBとは「確定企業給付年金」のことで、従業員が受け取る「給付額」があらかじめ約束されている企業年金制度のことです。会社が運用の責任を負い、運用結果が悪ければ、企業が不足分を穴埋めしてくれる制度なので、従業員にとってはありがたい制度ですね。
3.専業主婦の方
掛け金は月額23,000円まで。
年間にすると276,000円ですね。
上記が、加入されている国民年金の種類によって変わってくる拠出限度額です。
ちなみに、この拠出限度額(月々の掛け金のことですね)は1年に1回だけ、前年12月分から11月分(1月26日引落分から12月26日引落分・iDeCoの引き落とし日は毎月26日となります)までの期間で変更することができます。
しかも、例えば「1月から4月は拠出額を10,000円にして、その他の月は最低金額の5,000円にしよう」なんていうふうに、 諸事情に則して 月によって拠出する金額を変えることもできますので、それぞれの区分の拠出限度額の範囲内で拠出額を決められるので安心ですね(*^^*)
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