投資を勉強していきますと、必ずや「決算」という、企業の成績発表に行き当たりますが、その際に、その企業の業績や決算自体がよかったのかどうかを計る指標の一つとして、この「EPS」というものが出てきます。
◆EPSとは
EPSとは「1株当たりの純利益」のことで、英語の「Earnings PER Share」の頭文字をとって「EPS」と表記しています。
EPSを求める計算式は
当期純利益÷発行済株式総数=EPS
という風に求めます。
「1株当たりの純利益」なんて書くと少しわかりづらくなるかもしれませんので、僕は「EPS」をその企業の「人材」と考えて、発行済株式数を従業員の人数と捉えて、「従業員1人あたりいくら稼ぎだしたか」と考えるようにしております。
そう考えますと、EPS、つまり、従業員1人あたりの稼ぎが大きい方が「良い」ということになりますから、よって、EPSの数字は大きければ大きいほど、その企業は今期に稼いだ、良い決算だったといえる、と、こうなります。
少し注意しなければいけないのは、EPSは発行済株式数、つまり、従業員の増減によってもEPSの数値は変わってくることです。
例えば、企業が新たに株式を発行した場合など、つまり従業員を増やした場合には、会社の利益だけが増加しても従業員を増やした分の経費が掛かってきますので、売り上げが上がっても、発行済株式数が多くなるとEPSの数字が薄まりますので、その辺りは注意してEPSの数字を見なければなりませんね。
以上です(*^^*)
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