今朝はこんなニュースがありました。
記事を詳しく読んでみますと、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が8日、ロシア産天然ガスの依存度を年内に約6割低下させ、「2030年よりかなり前に」 依存をゼロにする計画を発表したそうなんですね。
欧州委は代替の供給源への切り替えと、クリーンエネルギーの利用拡大を急ぐことで、ロシアへの依存低下を目指すと表明、具体的な実施は加盟各国政府の責任になるとのことのようです。
これを見たとき、真っ先に上で太字にした箇所が気になりました。
①クリーンエネルギーの利用拡大を急ぐ
これ、実現すればこれほど素晴らしいことはないですね。
「クリーン」なエネルギー電力を確保するためには様々な方法(風力・太陽光・地熱・バイオマス・水力など)がありますが、そのいずれも、化石燃料ほどのパフォーマンスは確保できておりません。
特に「太陽光」などは、山を削ってまでパネルを設置する輩も増えてきておりますからまさに(日本では)本末転倒。
現状で、化石燃料ありき、その「サポート役」として活躍しているクリエネが、果たして主役の座を奪い取ることができるのかどうか。
もちろん、長期目線ならそれも可能でしょうけど、それまでの移行期間にはやはり化石燃料によるエネルギー需要は必須な訳なので、賛否はありますが、特に産油国ではない日本は、まずは原発の再稼働も含めて真剣に議論する必要があるのではないでしょうか。
②加盟国の判断に任せる
これも建前上は「一致団結」で対応していくという見かたとなりますが、EUも急拵えなので、全ての加盟国の足並みが揃っているとおもえないんですよねぇ。
特にドイツとフランスは歴史上でも揉めていた国同士ですし、ドイツはロシアと隣同士の国ですからね。そりゃぁロシアから天然ガスを直接買うことができたらそれに越したことはないですもん。
アメリカや他の国からエネルギーを調達するのは、ご近所のスーパーで特売やってるのに、わざわざ車で1時間以上かけて同じものを高級スーパーに買いに行くようなものですからね。
この辺りだけを見ましても、果たしてEUの足並みは揃うのかどうか。
もちろん個人的にはこのトピックが順調に進んでくれることを願っておりますが。
相場を見てみますと、このニュースを受けてかどうかはわかりませんが、僕のクリエネセクターのWLは全てグリーン、つまり騰がっております。
特に「プラグパワー(ティッカー:PLUG)」や「ブルーム・エナジー(ティッカー:BE)」などは日本時間の6時現在で10%以上の高騰となっておりますし、クリーンエネルギーETFの「ICLN」も7.5%の上昇とかなり戻してきております。
今後5年ほどの中期目線において、果たしてこのままクリエネへ向かう勢いが増すのか、それとも「ハタ」と気が付いて化石燃料回帰へ向かうのか、この辺りの見極めをしっかりとできるように、もっともっと「エネルギー」について学んでみたいと思います。
それよりも何よりも、まずはウクライナの平和を願っております。
以上です!
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