投資信託を購入しようとして「どの商品を購入しようかなぁ」と物色している際に必ず「?これってどういう意味?」となってしまう表記に「為替ヘッジ」というものがありますが、もちろん僕も最初は「?」となりました。
このブログはうちの妻のように投資を始めて間もない方へ向けて書いておりますので、その「?」をできるだけ解決していただけるように書いてみたいと思います。
◆為替ヘッジとは
まず「ヘッジ」とは単に「避ける」や「最悪の事態にならないように逃げ道を作っておく」というような意味あいと考えていただいて問題ないとおもいますので、まずは「ヘッジ」をそういう理解として捉えてください。
次に「為替」ですが、これは基本「現金の代わりに、手形・小切手・証書などで決済をすませる方法」(大和ネクスト銀行より抜粋)ということなのですが、例えばドルと円、円とユーロなどのように、異国間の通貨を交換するときの交換比率を「外国為替」なんて呼びますので、投資信託において「為替」とあれば、後者の「異国間の通貨交換比率」と捉えて大丈夫です。基本、投資信託の多くは「対ドル」ですから、ここでの為替とは「円とドルの関係」と考えて問題ありません。
で、これらをまとめますと、「為替ヘッジ」というのは、「異国間の通貨を交換する際のリスク」という風に捉えることができますので、「為替ヘッジあり」という表現は「異国間の通貨を交換する際に生じる為替変動(わかりやすいところで言えば、円高や円安という表現のアレです。)の影響を無視しますね」ということで、つまり、「為替変動に対する逃げ道あり」ということですから、為替の変動の影響を受けない方法ということになります。
反対に「為替ヘッジなし」というのは、「為替の変動による影響を無視することをしまへん。」ということなので、つまり「為替の変動に対する逃げ道はおまへん」ということなので、「為替の変動の影響は受けまっせ。」という方法となります。
◆それぞれのメリットデメリット
・為替ヘッジあり
為替ヘッジが「あり」の方法ですと、上記の通り為替の変動の影響を無視しますので、円安になろうが円高になろうが、購入した際の基準価格から変更なしで運用yできるというメリットがあります。が、その一方で、極端な円安となったときの値上がりの恩恵を享受することができないというデメリットもあります。
・為替ヘッジなし
為替ヘッジなしですと、為替変動の影響を受けますので、例えば昨今の状況のように「円安」が進めば、それだけ基準価格が値上がりするわけですから、120円の時に購入した投資信託の基準価格が円安が進んで125円となれば(それだけドルが高くなったということです)、それだけの差額分の利益となるわけです。が、円高になるとその逆で、ドルが安くなって円が高くなるわけですから、ドル建てで運用されている投資信託の場合は基準価格が「下がる」ことになりますので、その分だけ損をするということになりますね。
ではどちらがいいのかということになりますが、これは正解はないと思います。
為替の変動の影響を受けないので「無難に」運用したい方は「為替ヘッジあり」の商品を選んだ方が安心だと思いますし、「これからは円安の傾向が続くだろうから大丈夫!」という信念をお持ちの方は「為替ヘッジなし」のアグレッシブな運用をできる商品を選んだほうが良い、このようにわかれるかと思います。
投資信託を購入される際のご参考になれば幸いです。
以上です(*^^*)
いつも応援ありがとうございます!