◆債券とは
債券とは、企業や国が必要な資金を調達する目的で発行するもので、個人的には「いつでも売買可能な利息が付く金券」と覚えております。
例えば、お金が必要な「A」という会社が資金を調達しようと額面1万円の債券を発行したとします。(ちなみに、企業、つまり会社が発行する債券なので「社債」といいます。これが国が発行する債券だと「国債」となります。)
で、この債券の金利が2%とします。ちなみに金利ですが、社債ならそれを発行する企業が決めます。
国債なら、1970年以降の金利自由化に伴って、金利を決めるのは「市場」となりました。つまり需給で決まってきます。ですが、ある程度の物差しが無いと不規則な動きで金利が安定しませんので、中央銀行が「金利の誘導目標値」を決めて間接的にコントロールしています。
話を戻します。
上の例で債券を購入すると、「利払い日」という日に利息の「200円」が支払われ、「償還日」という日に「額面金額」の「1万円」が戻ってきます。
つまり債券は、「額面金額が保証され、かつ利払い日に利息が貰える金融商品」という優良商品なんですね。
とはいえ、これは発行体が「健全であれば」という大前提が付きます。
債券は基本的に償還日、つまり、「額面全額を戻してもらえる日」まで持っていれば額面金額は保証されるのですが、発行体の企業の業績が悪くなったり、国の情勢が不安定になったり、最悪の場合で倒産したりすると、利息の支払いが滞ったり、債券が紙くずになってしまったりしますので、発行体の企業や国の「健全性」を事前にしっかりと確認しておく必要がありますね。
債券は「基本的には」リスクの少ない優良商品ですので、資産を運用する際には株式投資だけに拘らずに、この債券への投資も視野に入れていければ、「リスク分散」の意味でもより安定した資産運用につながりやすいですね。
※7/4誤字修正しました。
以上です(*^^*)
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