おはようございます!
注目のCPIですが、全ての指標が市場予想通りという「オールフラット」で通過、それなりの値動きはあったもののほぼ無風といった感想でございます。
そんな中FRBの番記者ニック氏からこんな記事が。
WSJの記事は有料なのですが、「Podkayne Podkayne」さんという方がいつも丁寧な日本語訳と共にツイートしてくださるので、そちらのツイートの方を貼り付けておきます。フォロー必須のアカウントですのでよろしければぜひ。
FRBの番記者ニック氏が上のような記事を書いたにもかかわらず、株価指数は上に大きく動いておりませんので、市場は既にインフレの鈍化とそれに伴うFRBの利上げペース鈍化、もっといえばソフトランディングまで早い段階から折り込んでいたようでございます。
ということはですね、2月のFOMCでは0.25の利上げと、これまでのようなハーフポイント(0.5)以上の大幅な利上げの可能性はほぼなくなったと見れるわけでして、今まででの状況であれば、指数の上昇度合いはもっと大きくてもいいのになと個人的には感じておりますし、もっと言えば、今日からこのCPIをトリガーとして2月のFOMCまでは明確な上昇トレンドになるはずなのですが、今現在動いている相場を見ても爆発的な上昇が見受けられません。
この状況、実はFRBにとっては「理想の展開」ではないのかなと。
FRBは株価をあまり上げたがっておりません。
だって金融資産の価値があがれば消費に繋がりやすく、インフレの抑制にはつながらないからです。
かといって株価をオーバーキル、つまり立ちあがれないほどにダメージを与えたくないのも事実でしょう。
そうなればリセッション(深刻な経済後退)が避けられない、つまりソフトランディングは難しくなるからです。
なので、FRBは「ボラが少ない状況」、つまり株価の乱高下が少ない状況で緩やかに株価の上昇に持ってい行きたいはずで、それを踏まえますと、今回のCPIでほぼ無風で通過し、傾向として「軽い上昇」という動きになったのは、FRBにとっては万々歳なのではないのでしょうか。
さて、問題はこれが本格的な上昇トレンドとなるのかどうか。
一つの節目は、CFDのナスダック100でいえばやはり「12,000」ですから、明確な上昇トレンドになるにはまずはそこを超えていくのかどうか、それとも2月のFOMCまでに何か大きなニュースが出て、FRBの要因以外の「外部要因」のせいで株価を下げていくのか、つい先ほどに「バイデン氏の自宅で、本来そこにあってはならない機密文章が発見された」というちょっとキナ臭いニュースも出てきましたので、その辺りのニュースにも注目して、軽々に「上昇だ!」と浮かれないで慎重にトレードしていきたいと思います。
以上です(*^^*)
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