おはようございます!
まずは昨夜の相場を振り返っておきましょう。
僕が主戦場としておりますCFDナスダック100ミニ指数ですが、昨夜は前日比でマイナス0.65%の「18344.9(BID)」となかなかの下げとなりました。
個人的なトレードですが、昨日は日中の日経225で大きめにやられ、冷静になってから再度38,500でショートでインしたポジションを現在もホールド中で、主戦場のナスダック100ミニ指数でのトレードは行いませんでした。
現在は日経225の含み益と併せますと若干のマイナスで推移しているという状況でございます。
いやぁ~しかし上手くいかないときは綺麗に逆に動くものですね。
しかも相場を見れない時間帯に限って大きく動いてしまう。
ま、根本は「相場を見れない時間があるのにエントリーする方が間違っている」ということに尽きるのですが、この辺りのコントロールがまだ上手くできません。
この先、トレーダーを名乗りたいのであればこの辺りは絶対に克服していかなければいけない部分ですね。
さて、メインのナスダック100ミニ指数の見立てを考える前に、現在保有している日経225のポジションをどうするかの見解です。
個人的にはまだ日経225は下がると見ております。
やはり38,050が一つのポイントとなりますが、ここを下抜けて37,150付近までの下げはあるのかなと。
理由は2つ。
1つは、昨日の春闘の報道でもありましたが、大手上場企業が労組の賃上げ要求に対して満額回答する企業が続出、ゆえに世間は「賃上げ」というお祭りムードに包まれましたが、しかし、これは個人的には「企業業績が良いから賃上げも満額回答できる。よし、株高に繋がるから買いだ!」とはならず、これこそが「賃金インフレ」に繋がりやすく、日銀が利上げを余儀なくされる、もしくは濃厚に早急に対応しなければインフレが加速してしまう(岸田さんは昨日の答弁でデフレからの脱却的な主旨の発言を「まだ」しておりましたが、これだけ肌感として物価が上がっているので今はデフレとはいえないでしょう。れっきとしたインフレですから。いや、スタグフレーションか。)という危機感から。
2つ目は、日銀がETFの買い入れを完全に停止するという報道を受けて。
これはブルームバーグに詳しいですが、白川元総裁が現役の時に「包括的金融緩和政策」の一環として行った政策で、日経平均が2%を超える下落を見せた際、株価の暴落を防ぐ目的で日銀がETFを買い入れて株価を下支えするという主旨で行われておりましたが、これがなくなるという報道です。
もちろん「いますぐ」というような主旨ではありませんでしたが、11日に2%を超える下落があった際にもこの購入は見送られて市場に委ねていることから、大規模金融緩和の修正を見込んだ動きの一環として考えることができ、ということは3月のゼロ金利解除、もっと踏み込めばイールドカーブの廃止まで動くとみて、このショートポジションは持っておきたいなと考えるのが2つ目の理由でございます。
植田さんは「春闘の結果も踏まえて考える」という主旨の発言もしておりますし、大手がこぞって満額回答したことから金融緩和を継続しなくてもよいというムードが高まったのではないでしょうか。
さて、メインのナスダック100ミニ指数の見立てです。
1時間足です。
こんなイメージです。
上値は重く切り下がってきておりますが、下値も底堅く抜けていない状況です。
つまり、ここから三角形の頂点に向かって動いていって、さて、どっちに抜ける?というのを待つ展開だと考えます。
時間軸的にも、PPI(生産者物価指数)の発表がある日本時間の21時~22時付近でちょうどその辺りになりそうですから、ここを1つの基準とします。
もちろん、この時間までに上下どちらかに動いていればその限りではありませんが。
もし、上抜けて動いたとしたら、その場合のターゲットは「18,690」付近までの上昇。
下抜けたとしたならば「18,155」付近までの下げを視野にいれます。
現段階ではCPIも上振れたのでPPIも上ブレるのかなとみて(CPIが上がった理由がほぼ原油価格の高騰だったため、企業の仕入れ価格も上がったのではないのかなと考えるのがその理由です)金利上昇からのドル高株安になると考えております。
ではドル安の恩恵を受けやすい日経225は騰がるのかというと、個人的にはこちらも連れ安となると考えております。
理由は上にも書きましたが、日銀の政策変更を織り込むインパクトが円安の恩恵を上回るとみているからです。つまり今のうちに売っておこうという売り圧が優勢なのかなということです。
さて、どうなることやら。
非常に楽しみですね(*^^*)
以上です(*^^*)
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