スタグフレーションとは、景気が後退していく、または既に後退している中で(デフレーション。デフレですね。)、不景気にも関わらず物価が上昇する(インフレーション。インフレですね。)現象が同時進行することをいいます。
英語で景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語です。
つまり、2021年現在の日本のように、労働者の可分所得(ようは使えるお金ですね)が上がらず、国民の購買意識も上がらないので物価をあげることができず、そうすると企業も儲からないので新たな投資ができず、そうするとそこで働く人たちの賃金も上昇せず・・・という負のスパイラルがデフレですが、そんな厳しい状況にもかかわらず、原油価格の高騰などが原因で原材料の値段が騰がったり、人手不足による物価の上昇など、不景気にも関わらず物価が上昇してしまうという、我々庶民にとってはダブルパンチのもっともよくない状況でございますが。
2021年12月現在の日本を見てみますと、どうでしょう、そんな最悪の状況「スタグフレーション」になりかけているのではないでしょうか。
これを打開するためには、まずは何といっても「デフレ」の解消でしょう。
そのためには、日本やアメリカのように、自国通貨を発行できる政府(中央政府+中央銀行)の自国通貨建ての国債はデフォルト(債務不履行)しないので、変動相場制のもとでは、政府は好きなだけ財政支出をすることができ、(といっても、インフレ率がボトルネック、つまり「上限」となりますが )なので財源の心配をする必要はないと考えるMMT(現代貨幣理論)に基づいて、政府がどんどんとお金を擦って市中に放出するという政策に一刻も早く打って出なければ、日本はまさに泥船のごとく沈んでいくでしょうね。
果たしてそれができる政権とはどこか・・・
株の勉強をすると政治にまで興味がまわるので一挙両得ですね。
以上です(*^^*)
※参考サイトSMBC日興証券「スタグフレーション」
にほんブログ村