おはようございます!
昨夜、ニューヨーク連銀製造業景況指数が発表されましたね。
この「ニューヨーク連銀製造業景況指数」ってなーに?ってのはまた別記事で書こうと思っておりますので、今日はとりあえず「そんな経済指標の発表があった」とだけ思っていただければ結構でございます。
とはいえ簡単に説明しておきますと、これはアメリカにある12の地区連銀のひとつであるニューヨークにおける製造業の景況感指数で、ようは「ニューヨークにある製造業さんたち、今の景気はどないでっか?そして半年後の見通しはどないでっか?」ということをアンケートして、その結果を指数化したものです。単純にニューヨークの景気はどうかを見る一つの指標ってことですね。
で、この数字ですが、予想+5に対して結果マイナス31.3と大幅な「悪化」となりました。(前月比)
しかも「新規受注」は「マイナス29.6」、「出荷」も「マイナス24.2」と大幅なマイナス。(※各数字はブルームバーグより抜粋)
この指数は「0」を起点として、プラスの数字なら「景気は良い」、マイナスの数字なら「景気は悪い」となるのですが、予想の「若干だけど景気は良いでしょう」という「プラス5」という予想をはるかに下回る「マイナス31.3」ということは「景気?そんなものいいわけないじゃん。悪いよ。アメリカの景気は過熱してる?そんなもん知らん。とにかく景気悪いわ。」という嘆きが聞こえる数字でございました。
さて、ここで一旦、昨日のナスダック100ミニ(GMOクリック証券のCFDトレード)のチャートを確認しておきましょう。
さきほど引けた数字は「13673.6」とまたもや大幅な上昇となり、まさに破竹の勢い、上昇が止まらない様相を呈しております。
で、ここでこの強いチャートと、ニューヨーク地区の景況感を絡めて考えてみます。
普通に(経済が正常に順調に回っている場合)考えてみますと、アメリカの主要都市であるニューヨークの景気が悪いとなると、株価は「下がっていく」ことが考えられますよね。
しかし、今はアメリカは火の出るような勢いでインフレが過熱している。(していた?)
なので、「景気が悪くなった」という「悪いニュース」が「インフレが収まった。」という「良いニュース」として捉えられて、昨夜のこの上昇となったようです。
しかしですよ。
以前も書きましたが、この「捻じれ」といいますか、悪いニュースが良いニュースに、良いニュースが悪いニュースと捉えられて株価指数が動く状況はやはり「不自然」にしか思えないんですね。
もちろん、個人的な思惑がどうであれ、チャートの結果が「答え」であり「真実」である以上、己の思い込みやストーリーはトレードに際してのノイズになりかねないのですが、それでも、頭や気持ちのどこかに住まう「モヤモヤ感」が拭えないんです。
トレードとしては、思惑の反対に大きく動いているので、ここでしっかりと損切りして仕切り直すのか。
はたまた「見立てたストーリーに向かうまで堪える」のか、この二つでせめぎ合っている状態でございます。
結論としましては、今日の米国時間で下がらなければショートのポジションを損切りして仕切り直します。
もし13,500台まで下がったらホールドします。
この辺りの決断を素早くできない辺りが素人の素人たる所以でございますが、今後の糧とするためにも、「こういう状況でどう動けばよいのかを身をもって知るため」に少し足掻いてみたいと思います。
以上です(*^^*)
いつも応援ありがとうございます!