【ブラックスワンとなるのか】中国、どうなる。

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おはようございます!

いつもはトレード日記をメインとして書いておりますが、今朝は少しキナ臭いと申しますか、ちょっと不穏な空気が充満してきたなと思いスルー出来ないニュースがありましたのでそちらを取り上げてみたいと思います。

そのニュースはこちら

先日ツイッターのTLに流れてきたニュースで「中国の新疆ウイグル自治区でビルの上層階で火災が発生。中の人たちが避難しようと試みるも、ゼロコロナ対策でビルの出入り口のほとんどが塞がれており避難できず最低でも10人の方が亡くなってしまった。」というニュースがあり、「ほんと?さすがにこれはないでしょ?もし本当なら鬼畜の所業でしょ。」と目を疑うようなニュースがありましが、とにかく、この事件を機に中国の与党共産党への不満が爆発し、習近平体制では異例となる退陣を要求する声が高らかに発せられているとのことなんですよ。

記事にはこの他にも、学生や失業に悩む移民労働者、移動制限に強く不満を持つ社会人などいろいろな層の人々から不満が高まっていると指摘して、これらの人々が階級を超えて団結した時にゲームチェンジャーとなるだろう、つまり習近平体制に大きな変化が訪れるであろうという内容が書かれております。

いやぁ~しかしこれはキナ臭いですなぁ。

まず第一に、もしこれがブラックスワン、つまり「通常であればあり得ないこと=革命」が起こるとしたならば、中国全土が機能マヒに陥る可能性があり、ひいてはそれが現状でもまだ「世界の工場」として動いている中国がストップすることになるので、物流の混乱、供給の制限による世界的な物価の高騰に拍車をかけてしまうことが予想されます。つまり世界経済の大混乱ですね。

ま、中国での生産が劇的に落ちるということで原油は下がるでしょうけれど、それと経済の混乱を天秤にかけたとするならば、世界的な経済に与えるマイナスの影響の方が大きいのではないでしょうか。原油下がってアメリカのインフレ下がるからOKとか言ってられません。

もう一つはやはり「台湾情勢」でしょうね。

こうして国家が不安定になってきたときは、特に独裁主義国家(中国は共産主義ですが、事実上、習氏の独裁体制と言っても過言ではないでしょうね)などは国威を発揚させるために(単純に、国が団結して、大丈夫だよ、我々の国は強くて経済もしっかりしている素晴らしい国なんだ!と海外にアピールすること。イコール、それが国民の団結といいますか、とりあえずでも分断されそうな国、つまり国民を一つにまとめるという効果があります)懸念となっている台湾に対して軍事行動を仕掛けかねないということが危惧されます。

バイデンさんはいつぞやのインタビューで、「もし、台湾が軍事攻撃をされたならアメリカの武力介入はあるのか」という記者の問いに対し「イエスだ」と明確に答えておりますし、となると、韓国、日本も追随する可能性が高くなり、一気に東アジアの緊張が高まります。

となるとですよ、もう相場がどうのこうのと言っていられるレベルではなくなる可能性が高くなるんですよ。

そんなの困ります。

トレードできないのはいいとして、人々の命が危険に晒される可能性が劇的に高まるなんてのは絶対に避けたい。

もちろん、世界のトップの頭脳たちが様々を考えて最もリスクの少ない方向へ導いてくれるでしょうから(淡い期待)、最悪の事態にはならないと思っておりますが、いずれにいたしましても、抑え込まれている中国の人たちの心情を考えますと、一刻も早くゼロコロナ対策を止めてもらって、自由が尊重される世の中に戻ってほしいと願うばかりでございます。

ということで、相場に照らし合わせてみましても、これらがマイナス要因となって売りに繋がることも大いにあり得る状況となってきましたので、アメリカの利上げペース鈍化や早期の利上げ停止折り込みなどで盛り上がってきている米国株式市場ですが、あまり楽観的になりすぎないで、特にロングのトレードは小ロットで抑えておいた方が良いかもしれませんね。

以上です(*^^*)

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わかば

わかば

美味しい食事とお酒をこよなく愛する投資家の卵です。 愛する妻と息子と過ごす時間が何よりの宝物。 趣味は食べ歩きと読書。 大の日本酒党で、焼き鳥とお酒さえあればたいがい機嫌が良いです。

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