おはようございます。
金曜日にアメリカの「シリコンバレーバンク」の破綻が大きく報道され相場に大きな影を落としておりますが、これを受け、肌感ですが8割以上の株式投資家がリスクオフに向かっているように感じておりますが、なかには「金利は下がる。リスクオンだ」という投資家も散見されますので、ここで改めて「リスクオン」「リスクオフ」ってなーに?というのを書いてみたいと思います。
◆リスクオフ
リスクオフとは「リスクを回避する」という意味が近いのかなと思います。
つまり、状況的にあまりよろしくない、いろいろ考えても悪い方向に進んでいく確率が高そうだというときに「リスクオフ」という言葉を使うことが多いですね。
タイムリーなシリコンバレーバンクの破綻でいいますと、この全米18位の銀行の破綻が他の金融機関にも大きく影響するのではないのか、また、シリコンバレーバンクをメインバンクとしていたスタートアップ企業などが相次いで倒産するのではないのか、となると、株式市場も大きく崩れていくのではないのか等、状況として悪い方向へ傾いていくのではないのかという危惧が高まってきたと考えること・状況を「リスクオフ」といいます。
◆リスクオン
対して「リスクオン」とは、単純に「リスクオフ」の逆の状況で、この状況なら景気も良くなるだろうし、いろいろ考えても好転することの方が多いと考えるから、100%安全ではないけれど、リターン(収益)を求めて大きく買い向かってもいいんじゃない?という、比較的イケイケムードの状況を「リスクオン」と言います。
上のシリコンバレーバンクの例で考えますと、確かに、金融危機に発展する可能性はゼロではないにせよ、まだシリコンバレーバンク程度の銀行の破綻なら世界的な金融危機に連鎖するとは考えにくいし、とはいえ、FRBもこのまま安易に金利を上げづらくなっているだろうから早期の利上げ停止も十分に考えられる。よし、今の内にグロース株でも勝っておくか。だって金利も下がってるしこの下げは絶好の買い場じゃね?と考えるのが「リスクオン」の考え方です。
個人的にはやはり「リスクオフ」で、指数も大きく下がってきていることからビッグショートを検討中でございますが、一部大型のグロースも買われているとのことなので、まずは月曜日の値動きを見てからトレード戦略を決定したいと思います。
以上です(*^^*)
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