【金融引き締めと金融緩和・投資で出会う言葉】金融引き締めと金融緩和ってなーに?

投資で出会う言葉

初めに、このブログは我が家の妻のように、投資を始めて間もないという方をメインの読者として想定して書いております。

なので投資に慣れた方や経済に詳しい方にとっては「なーんだ」という内容かもしれませんが、何事も初めは初心者、「わからない・知らない」は高みへの一番のキッカケとなりますので、投資を始めて間もないという方、一緒に学んでいきましょう(*^^*)

◆金融引き締めとは

金融引き締めとは、インフレ(ざっくりいうと、モノやサービスの価値が上がり、お金の価値が下がる状況のことです)が過熱すると物価などが騰がって国民の暮らしに悪影響がおこったり、また、企業にとっては人を雇う際の賃金が高騰したりして企業業績に影をおとしたりと全ての人が暮らしにくくなるので、それを抑えるためにその国の中央銀行(日本でいえば日銀で、アメリカならFRBがそれにあたります)が「政策金利」というものを引き上げて、インフレを抑制することを「金融引き締め」といいます。

物凄く省略してざっくりといえば、銀行でお金を借りるときの金利を上げて、人や企業がお金を「借りにくい状況」にしてしまう政策が「金融引き締め」です。

2022年6月現在のアメリカがまさに「金融引き締め」の真っただ中ですね。(それだけインフレが過熱しているということ)

◆金融緩和とは

当然ながら「金融緩和」は上記の逆ですね。

景気が悪いとモノやサービスが売れない。だってお金がないんだもん。

じゃあ国が率先して世の中にお金を供給するから(給付金や補助金の拡大などですね)、それでモノやサービスを買ってね。対策としては銀行でお金を借りるときの金利を極端に低くするから、お金がない人や企業はこの機会にお金を借りてね。それでみんなで景気を良くしていこう!

というのが「金融緩和」ですね。(めちゃくちゃざっくりな説明です)

金融引き締めも金融緩和も、それぞれ「政策金利の上げ下げ」だけではなく、中央銀行が保有する資産の圧縮や預金準備率などの操作もあるのですが、ここまで考えると難しくなりすぎますので、まずは「政策金利の上げ下げ」を金融引き締めと金融緩和の政策と思っても問題ないです。

この「金融引き締め」や「金融緩和」を適切なタイミングで適切な期間、そして適切な「利上げ幅・利下げ幅(どれだけ金利を上げるのか、または下げるのか)」で決定するのかが各国の中央銀行の主な仕事の1つですが、普通に考えて「正解はない」仕事ですから、このような仕事に従事する方は本当に大変でしょうね。

以上です(*^^*)

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わかば

わかば

美味しい食事とお酒をこよなく愛する投資家の卵です。 愛する妻と息子と過ごす時間が何よりの宝物。 趣味は食べ歩きと読書。 大の日本酒党で、焼き鳥とお酒さえあればたいがい機嫌が良いです。

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