【新NISAこんな時どうなるの?】新NISA詳細

新NISA

2024年から始まる「新NISA」でございますが、新しく始まる制度だけに、なかなか理解が進まない現状もあるようです。

「新NISA」の制度の概要については下の記事にまとめてありますので、このページからお読みになった方は新NISAの概要を把握するためにもご一読いただければと思います。(別タブが開きます)

ということで、間違いやすいといいますか、代表的な「こんな場合はどうなるの?」をまとめてみました。


1:口座開設期間

「新NISA」の口座を新しく開設できるのは「2028年」までとなっております。

2028年に新しく口座を開設して、その年に投資を開始した場合は、非課税期間は5年間ですので「2032年」までが非課税期間となります。

また、2028年に口座を開設するもすっかり忘れていたとして、慌てて2029年に思い出したとしましょう。

ご安心ください。

その場合は、「2029年から投資を開始した」とカウントされますので、2029年から数えて5年間、つまり2033年まで非課税枠を利用できます。優しいですね。


2:ロールオーバーについて

「ロールオーバー」とは極々単純にいって「継続する」と思っていただいて差支えございません。

「ロールオーバーできる」は「その後も継続できる」を意味し、

「ロールオーバーできない」は「継続できないので非課税期間終了」を意味すると思っていただいて大丈夫です。

手続きは必要となりますので、ロールオーバーのための手続きはご利用の証券会社にお問い合わせください。

で、この新NISAのロールオーバーですが、

①1階部分(投資できる商品はつみたてNISAと同じ。年間20万円まで投資できる)は最長で5年間の非課税期間を利用でき、その5年間が終了しても「つみたてNISA」へロールオーバーできます。なんて美味しいのでしょう。

②2階部分(投資できる商品は、個別株・ETE・投資信託等。年間102万円まで投資できる)の非課税期間は最長で5年間で、ロールオーバーできない。5年間が終了すると、「それで終わり=ロールオーバーできない」となっております。


3:必ず1階部分へ投資しないといけない?

原則としてはその通りでございますが、しかし、例外もあるようです。

例外の例(ややこしい表現):

「2023年までにNISA口座を開設していた、もしくは上場株式等(投資信託含む)を取引したことがある場合は2階部分で上場株式のみを購入することができる。上場投資信託(ETF)や個別の不動産投資信託(REIT)は対象外となる。」

とのことです。

つまり、新NISAが始まる前にすでにNISAをやっているか、もしくは、株の売買を経験したことがある方なら、所定の手続きは必要となりますが(手続きの詳細はご利用の証券会社に直接お問い合わせください)1階部分を利用せず2階部分のみを利用できるそうです。

でも102万円までなので、投資資金に余裕のある方は1階部分も利用したほうがお得かもしれませんね。

あ、ちなみに、1階部分へ僅かでも投資すれば(20万円の枠を使い切らなくても)2階部分は利用できますので、例えばマネックス証券の「100円つみたて」でも利用すれば、かなり少額で1階部分を利用できます。


4:一般NISAが終わるとき、新NISAへ移行するための手続きは?

結論から言えば「必要ない」とのことです。

2023年に終了する「一般NISA」をすでに利用されている場合、特に手続き等は必要なく、自動的に「新NISA」へ移行してくれるそうです。安心ですね(*^^*)

重要なポイントとしてはこれくらいではないでしょうか。

いずれにしても非課税で資産形成できる実に美味しい制度ですので、比較的短期~中期で資産作りをしたいという方は、新NISAになっても利用したいところですね(*^^*)

以上です(*^^*)

※参考サイト:マネックス証券「2024年から始まる新NISA制度についてFPが解説!」・Quick Money World「金融庁、投信ブロガーらに「新NISA」説明会~」

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わかば

わかば

美味しい食事とお酒をこよなく愛する投資家の卵です。 愛する妻と息子と過ごす時間が何よりの宝物。 趣味は食べ歩きと読書。 大の日本酒党で、焼き鳥とお酒さえあればたいがい機嫌が良いです。

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