最近投資家界隈でよく目にする言葉の1つに「レバナス」という言葉がありますが、これらも含めて「レバレッジってなーに?」というのを見ていきたいと思います。
◆レバレッジとは「複数倍の利益を追求する作戦」という理解でOK
証券会社などのレバレッジの解説を見ますと、例えば楽天証券の「トウシル」という解説ページでは、
レバレッジとは、『「てこ(梃子)の原理」を意味し、「レバレッジ型投資信託」とは、レバレッジ(てこの原理)を利かせ、投資資金の何倍もの投資効果を追求する投資信託のことです。』(トウシル「ネットで話題の投資信託レバナスって?賢い使い方は?」より、抜粋・著者編集)
とありますが、個人的には「てこの原理」と言われると途端に「?」となってしまうので(笑)、結局のところ、例えば「信用取引」においては「投資金額の何倍かを投資に使える」、またレバレッジ型の投資信託においては「投資金額の何倍かの利益を求めるような商品を買う」ということなので、見出しに書きましたように「レバレッジとは複数倍の利益を追求する作戦」と理解することにしております。
で、レバレッジを掛けるというと、信用取引では手持ちの金額の任意の掛け率を設定して取引すること(この辺りはまた詳しく書きますので、今はただ「そういうことができるんだな」程度でOKでございます。)を言いますし、レバレッジ型投資信託を購入するということは、 「投資金額の何倍かの利益を求めるような商品を買う」 ということになります。
ネットなどでよく見る「レバ2倍」などという表現は「レバレッジを2倍にして投資をした」ということで、意味は「持ち金の2倍の金額を投資に使えるように設定した」ということとなり、もしくは「投資金額の2倍の成果が出るように設計した投資信託の商品を買う」という意味になります。
で、冒頭の「レバナス」とはなんぞや?といいますと、
「NASDAQ指数に連動するレバレッジ型の投資信託」という意味でして、代表的な商品名として
・iFreeレバレッジ NASDAQ100
楽天レバレッジNASDAQ-100
などが挙げられます。
もちろん、ただで「持ち金の複数倍の利益を狙える」というわけはなく、そのような美味い話の裏には当然マイナスの時のリスクも大きくなるわけですから、一概に「美味しい投資の方法」または「美味しい投資信託の商品」とは言えないということは肝に銘じておかなければいけないと個人的には思っております。
以上です(*^^*)
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