昨日「IPOってなーに?」という記事を書いたばかりなので自然と「IPO」という文字に目が留まったのですが、このIPOのニュースは個人的には「お?面白いかも?」と思うものでした。
記事を詳しく読んでみますと、カナダ資産運用会社ブルックフィールド・アセット・マネジメント傘下の米バッテリー大手「クラリオス・インターナショナル」が20日、ニューヨーク市場での新規株式公開(IPO)を通じて最大で107億ドルの企業評価額を見込んでいると発表したそうでございまして、1株当たり17─21ドルで、約8810万株を売り出す予定。最大18億5000万ドルを調達する見込みとのことでございます。
この「バッテリー業界」の市場規模とましては、「業界再編の動向」というサイトによりますと、この先2024年までは年平均で4パーセントの成長率を、2026年にかけては年平均7パーセントの成長率を見込んでいるとのことでございまして、車載バッテリーを始めとして、無停電電源などの災害時に活躍する電源なども含めてまだまだ伸びしろがあると見込んでいるようです。
バッテリーと言えば、やはり真っ先に「車」を思い浮かべますので、これからはEV(電気自動車)やHV(ハイブリッドカー)が主流になってくるのになんで鉛のバッテリーなの?と疑問に思ってしまいますが、実はテスラのEV「モデル3」や日産リーフにもこの鉛バッテリー搭載されているそうでございまして、その理由としたしましては、「ヘッドライトやウインカー、オーディオなどの電装系が12V仕様だからで、既存車と部品を共通化したほうがメリットは多いから」とのことで、まだまだ鉛バッテリーの需要があるそうなんですよ。(参考記事:【くるま問答】電気自動車なのに「鉛バッテリー」も搭載するのはなぜ。駆動用バッテリーだけではダメなの?)
なるほど。
そういうことか。
ならば、今後の成長セクターとしてすでに動き始めているEVやFCVなどのいわゆる「EV関連銘柄」の成長に合わせてこの銘柄も伸びていきそうと考えるのは「アリ」ではないでしょうか。
「クラリオス・インターナショナル」 のIPO、ちょっと注目していきたいと思います。
以上です(*^^*)
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