今朝はパウエルさんの発言を取り上げようと思っていたのですが、子供を持つ父親として、こちらのニュースの方が気になりましたのでこのニュースを取り上げます。
記事を詳しく読んでみますと、もはや説明の余地はないであろうベッカム氏が、7160万人のフォロワーを擁する自身のインスタグラムアカウントをハリコフ(ウクライナ東部の都市ですね)の医師「イリーナ」さんに譲り、その管理を任せるということを報じたものなんですね。
このハリコフの医師イリーナさんは、ロシアが侵攻した初日に、地下の避難施設へ妊婦と子供たちを避難誘導したり、そこで処置が必要な子供に対応したりなど、今もそこに残り医療活動を継続している医師であるとのことなんです。
泣けるのは、この記事の中にあるイリーナさんの言葉でございますよ。
「私たちはおそらく自分たちの命を危険にさらしているでしょう。でもそれについてはまったく考えていません。だて私たちは自分たちの仕事が大好きだからです。」
自身の命を懸けて無力である存在を守る意思。
僕もそれが自分の子供なら何の迷いもなくできますが、戦禍の中、「使命である」として多くの人たちを救える彼女の偉大さは僕の語彙では表現できません。
そしてこのような偉大な方に、その影響力を有効に使ってもらおうと7160万人のフォロワーを擁するSNSアカウントを譲渡するベッカム氏もまた「新しい形の寄付」として、これまた偉大な振る舞いではないでしょうか。
現代では、SNSなどで世界中が繋がっております。
アメリカでも、SNSを活用してこの戦争におけるロシアの行いを当のロシア国民に知ってもらおうとインフルエンサーにコンタクトを取ったという報道がありましたが、性善説に立つとすれば、こうした形の世論の醸成や訴えはまさに新時代の新しい形として今後注目されてくるのかもしれませんね。(もちろんその逆の「悪用される」というリスクもあることを十分に知っておかなければなりませんが)
いずれにせよ、1秒でも早い平和が戻ることを願うばかりでございます。
以上です。
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