今朝は迷いなくこのニュースでしょう。
日本時間の今朝(6月16日3:00)より行われたFOMCにおいて、パウエル議長が0.75%の利上げを明言いたしました。
今回のFOMCの要点を何点か書き出しますと、
①次回以降のFOMCでも0.75%の利上げはあり得る
②経済は、道のりは困難であるも軟着陸は可能(致命的な混乱を伴わなくとも正常化に近づく)
③今のインフレはサプライチェーンやロシアのウクライナ侵攻による影響も大きい。(FRBだけでインフレ抑制は困難。外部要因が大きすぎる。←これは暗に「政府も何とかしてくれよ」ってメッセージか。)
というものでしょう。
特に①は重要ですね。
利上げ幅としてはなんでも27年ぶりの大幅な利上げとのこと。
これで株価指数が下がらないわけがない。
と思ったのですが!!
FOMCが始まった時間帯すぐは下げておりましたが、パウエル議長が会見をしている間はまさかの激リバ(つまり大幅に反発して急上昇した)で、一時は2.5%もの上昇というサプライズな展開となりました。
これを受け市場は「??なんで騰がってんの?」となるも、「理由はわからないけど指数は騰がっている。そっか。予想通りの0.75%の利上げだったから”想定内”という安心感で騰がっているんだな。」という市場参加者が多く出たのか、その後もどんどんと騰がり続けるという本当に「?」な展開でした。
僕もこの流れに乗った方がいいか迷いましたが、しかしどう考えても株価指数が騰がるようなFOMCの内容ではありませんでしたし、パウエルさんのコメントも「次のFOMCでも0.75%の利上げはあるよ」という、前回のFOMCでの発言をひっくり返すネガティブサプライズな発言がありましたので、これはあり得ない展開なので必ずや下げてくるという予想を固持し、なんとか高値付近で入った「売り」を握り続けることができております。
案の定といいますか、先物取引終了の直前には大きく下げて終了しましたが、この後の7時から再開される先物取引の始値が気がかりで仕方ありません。
と、書いておりましたら(6:30)息子が起きてきてブログ中断。
再開した8:51分現在はかなり騰がってきておりますが、これはほぼ「ブルトラップ」、いわゆる「罠」に違いないと踏んでおります。
だってあのFOMCの内容で株価指数が騰がる理由がありませんもの。
あるとすれば、今回のFOMCでも0.75%の利上げが「予測通り」であったという安心感と、今回は0.75も上げたので7月は0.5で収まるという希望的観測くらいですもの。
おっと、長くなっておりますね。
一言でまとめますと、今回のFOMCは急速な利上げが不可欠なほどアメリカのインフレは過熱している。なので今後も洗治療が続くだろう。それなのに株価指数は騰がっている。これは罠に違いない。必ずや下げてくるから「買い」は控えて「売り」をメインにトレードしたい。
ということでございます。(あくまでも個人的な考えですので必ずやそうなるというものではございません)
今後の値動きに要注目ですね。
以上です(*^^*)
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