【ほんとにあるかも1%】米国6月のPPIを受けて

トレード日記

おはようございます!

一昨日のCPI(消費者物価指数)に続いて、日本時間の昨夜21:30にPPI(生産者物価指数)が発表されましたね。

数字としては予想を大きく上振れする数字となりまして、前年同月比11.3%と市場予想の10.7%を大きく上回りました。

これを受けまして、市場は「うわ!昨日のCPIでもなんとなくわかってたけど、これは予想以上にインフレが収まっていないな。株価には影響あるぞ。売りだ!」という売り圧力に繋がり、発表直後はナスダック100指数(CFD)が一時11,520付近までさがるという、またもや垂直落下を見せる大暴落となりました。

が。

不思議なことに、先ほど終わったCFDのナスダック100の終わり値はなんとプラス0.59%で引けるという、個人的には「?」が数十個も付くような展開となっております。

CPIもPPIも大きく上振れ(昨今の状況下においては、株価にとってはマイナス要素)、さらに市中の金融を司る大手銀行JPモルガンの決算も悪い、さらには、新規失業保険申請件数も「減少」という予想に対して小幅ながらも増加(つまり仕事をしない・できない人が増えてきた)で、これで指数が騰がる理由が分かりません。

これを紐解くとすると、市場は次のFOMCで既に1%の利上げを織り込み始めていることから、多くの人が「いうても0.75止まりだろう。1%の利上げもあるぞあるぞと騒ぎ立てておいてどうせ0.75でお茶を濁すんだろ?」的なところから一歩進んで、「とはいえ、ここまでCPIもPPIも悪いとちょっとシャレにならなんな。失業率も3.6%と歴史的な低水準をキープしているとはいえ小幅ながら増えてきている。こりゃ一刻も早くインフレを抑えないとリセッションを避けては通れないぞ。うん、FRBよ、1%の利上げも良しとしようじゃないか。」という方向に変わり、それを察知した大口機関がある程度まで指数を引き上げておいて、天井からの「ズドン!」を画策しているのではないのかと、このように穿った見方をするしか、現状の僕の頭ではこの経済状況で指数が騰がっていく理屈を説明できません。

まとめますと、昨夜の暴落からの今朝のリバウンドは「騙し」で、日本時間の本日15日の23時発表の「ミシガン大学消費者信頼感指数」と「期待インフレ率」の両方が上振れ、そこから一気に指数が下がるということをメインシナリオとして仕込みたいと思います。もちろん、相場なんてどう動くかなんてだれにも分かりませんので、想定したシナリオが崩れるやいなや、ドテンで切り換えることも当然視野にいれて臨みたいと思います。

いずれにいたしましても、重要指標が続きますので、しっかりと注目していきたいと思います。

以上です(*^^*)

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わかば

わかば

美味しい食事とお酒をこよなく愛する投資家の卵です。 愛する妻と息子と過ごす時間が何よりの宝物。 趣味は食べ歩きと読書。 大の日本酒党で、焼き鳥とお酒さえあればたいがい機嫌が良いです。

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