今朝は昨日時間が無くて書けなかった話題を、少し古いニュースですが拾って書いてみたいと思います。
ソースはこれです。
すでに多くの投資家が懸念材料として織り込んでいる「バイデンさん、石油供給増を求めるサウジへの旅、交渉失敗」というニュースですが、どこか楽観論が見え始めてきた米国株式市場においては雷雲のごとき暗い影を落とすニュースとなりました。
米国のインフレがピークに達したと見るその裏には、コストプッシュ型のインフレ、つまり、原材料費やエネルギーが高いことによるインフレが落ち着いてきたとみられ始めたからでして、それには当然ながら「原油価格が下落傾向になってきたから」という理由が大いに牽引していたのですが、しかし、ここにきて「原油価格が落ち着く」という最大といってもよいキーポイントが打ち砕かれた格好となっております。
加えて、世界的にも多く石油を使うであろう中国が再びコロナの影響でロックダウンに近い方針で生産活動を抑制しておりますし、そうなると原油の需要がそんなに必要ないということから産油国も増産する理由はないので、更なる原油増産阻止の追い打ちとなっております。
こうなると、楽観論が見え隠れしてきた米国株式市場には再び「インフレ再燃(高止まり)」の暗雲が立ち込めるわけでして、そうなると、次回のFOMCで、一旦鳴りを潜めた「1%利上げ」という弩級の荒療治の可能性が再び首をもたげることに繋がりかねない・・・
ただでさえ難しい相場が輪をかけて難解になってきました。
ということで今日のトレードですが、ノーポジを基本として、指数に影響を与えそうなネットフリックスの決算を見てから考えたいと思います。ま、大枠ではFOMCで上げたいでしょうから(原油価格次第ですが)、そこまでは下げ目線で見ておきます。
以上です(*^^*)
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