【NISAの種類①】一般NISAの概要

一般NISA

※ここに書かれております「一般NISA」の概要は「2023年」までの内容となります。「一般NISA」は2024年から「新NISA」という新しい制度へ移行しますのでお気を付けください。2024年から始まる「新NISA」の詳細は下の記事に書いてありますので、お時間ございます時にでもお読みください。

一般NISAとは、「NISA」と冠が付く3つある制度の中では最もアクティブ、つまり積極的に資産を運用したい人向けの「NISA」と考えていただいて良いかと思います。

このページから読んだという方のために、今一度「NISAとはそもそもなんぞや?」というところを振り返っておきましょう。

まずは金融庁のホームページから、NISAを説明している箇所を引用させていただき見てみましょう。
定義の正確さとしては1番正確ですからね(*^^*)

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。

NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。

イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。

金融庁ホームページ「NISAとは」より引用(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html)

なんとなくこれだけでもわかるような気はいたしますが、わかば(このホームページの管理人の名前です)的な解釈といたしましては次の通りです。

「NISAって、税金の掛からない『国』である。その国に入国して株の取引をすると、株で儲かった分に関して税金が掛からない非常に美味しい『免税国』である。これは早速入国しなければ!」

「NISA国」に入国して(つまり、NISAの口座を開設して)そこで株の売買を行うと、この約20%(正確には20.315%)の税金が免除される(非課税になる)というなんとも嬉しい制度じゃないですか!

わかばの「となりの奥さんが株を始めたらしいわよ」のホームページ『NISAってなに?』より引用(https://kabu-syosinsha.com/about_nisa/)

という理解でして、その「NISA」と冠が付く国が3か国あって(つまりNISAが3種類ある。3種類とは「一般NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」の3種類のこと。)、「一般NISA」はそのうちの一つで、内容としては最もアクティブ(積極的)に資産を運用したい人向けの「NISA」がこの「一般NISA」であると、僕はこういう理解で現在に至っております。(今のところなんら不都合はございません。)

せっかくなので概要をちゃんと見てみましょうか。

|一般NISAの概要


・「一般NISA」に入国できるのは(一般NISAの口座を開設できるのは)「日本国内に住んでいる」、口座を開設しようとした年の1月1日現在で20歳以上の人。

まず、「誰でもNISA国に入国できるの?(誰でも一般NISAの口座は作れるの)」というところから見ていきましょうか。結論から言いますと「日本にお住いの20歳以上の方」という条件があります。ざっくり「日本人の大人なら誰でも」と覚えておけば問題ないでしょう。

ポイントは「日本に住んでいる」ということなので、「外国籍」の方でも日本の住所が確認できて「マイナンバー」を提出できる方でしたら一般NISA口座を開設できます。また「口座を開設しようとした年の1月1日現在で20歳以上」とありますので、例えば今年2021年でしたら、2021年の1月1日の時点で20歳になっていれば一般NISA口座を開設できるということです。


・「一般NISA国で運用できる期間は5年間で、1年間の投資金額は120万円までである」

一般NISAは「株を売って儲かったお金には税金がかからない」というかなり美味しい制度ですので、「非課税投資枠」、つまり、一般NISAで運用できる(株を買うことができる)金額は1年間あたり120万円までと、美味しい思いをできる割合は決められてしまっております。

もちろん、僕のような一般人には年間120万円という枠も使いきれるかどうかわからないそれなりの金額ですので、「お金持ちだよー」という方以外にはあまり気にする必要がないルールかもしれませんね。

ちなみに、120万円の枠は1度にドン!と使い切ってもよいですし、毎月10万円ずつ12回に分けてもいいですし、120万円なんてとてもじゃないけど用意できないから1万円だけしか一般NISAの枠で使わないというのも全然OKです。

この場合、年間で1万円分しか一般NISAの利用可能枠を使っていないので、事実上119万円分の利用可能枠が残ることになりますが、あくまでも「1年間の利用可能枠が120万円」ですので、余った119万円分の利用可能枠を来年に繰り越して「よし、来年は今年の余った分119万円と新しく貰える利用可能枠120万円と合わせて239万円分を一般NISAで運用できるぞ!」なんてことはできませんのでご注意ください。(こうして利用枠をフルに利用できない場合はかなり勿体ないと感じてしまいますが、それでためらって一般NISAを利用しないほうが余程もったいないです。)

あ、それと、一般NISAで美味しい思いができるのは「5年間」で、1年間あたり120万円の投資枠があるので、5年間×年間120万円で、都合600万円までを運用できるということです。


なるほど、「綺麗なバラにはトゲがある」ではありませんが、これほど美味しい制度「NISA」ですからやはり「制限」があるようですね。野放しに「一生得しちゃってください!」ってことにはならないみたいです(^_^;)

が、美味しい制度であることは間違いありませんので、まだの方は今すぐにでも口座を開設したいですね。

NISAにつきましては、「一般NISA」も「つみたてNISA」も「ジュニアNISA」もいろいろな注意点や制限、メリット・デメリットがありますので、それらは下の別記事でまとめましたので、お時間ございましたらお読みください(*^^*)

※参考サイト 金融庁「NISA」

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わかば

わかば

美味しい食事とお酒をこよなく愛する投資家の卵です。 愛する妻と息子と過ごす時間が何よりの宝物。 趣味は食べ歩きと読書。 大の日本酒党で、焼き鳥とお酒さえあればたいがい機嫌が良いです。

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