おはようございます！
昨夜のナスダック100ミニ指数も流石のボラティリティでしたね。
これを書き始めた5：54分はまだ相場が終わっておりませんので今現在の値で確認しておきますと、昨夜22：30分に発表されたPPI（生産者物価指数）の数字を受けて相場は急上昇（詳細は後ほど書きます）、ピークは12117.9（上ヒゲ）と12,100を超える上昇をみせるもののそこから徐々に下げ始め、現在では11880台後半でウロウロしております。
個人的なトレードですが、昨日のブログでもかきましたように、まず、下値付近からのロング狙いは「11,731」の欲張り指し値が約定しないまま上に行ってしまいましたので気持ち良く「行ってらっしゃい」とお見送りして静観、次は「11,900台に入ったらショートを狙う」という作戦通りに「11,980」でショートの指し値を設定。果たして、PPIでの12,000を超える上昇を受けてこちらは無事に約定、後は放置で就寝し、目覚めた時点での「11813.7」で利確して久しぶりのちゃんとした勝ちとなりました。
チャートを追いかけないこと。
自身で決めたストーリに（大きな変化が無い限り）忠実にトレードすること。
マイルールはしっかりと守ること。
これらを徹底することで勝ちに繋がりやすくなると実感しております。
さて、話は変わってタイトルにもありますように、昨夜のPPIの数字を受けて、アメリカのインフレをどう捉えるか、それによってFRBはどう動くのかをざっくりですが考えてみたいと思います。
とりあえず昨夜のPPIの数字を振り返っておきましょう。
◆総合PPI前年比：予想8.3％に対して結果8.0と下ブレ（前月は8.5％）
◆総合PPI前月比：予想0.4％に対して結果0.2％（前月は0.4％）
◆コアPPI前年比：予想7.2％に対して結果6.7％（前月は7.2％）
◆コアPPI前月比：予想0.3％に対して結果0.0％（前月は0.3％）
上記となりますが、いやぁ～かなり市場予想を下回りましたねぇ。こりゃ騰がるわ。
特に太字にしましたが、総合、コア共に前月比で大きく下回ったことで「インフレはピークアウトした」と確信めいたものを抱くトレーダーも多かったのではないでしょうか。
で、問題は「これを受けて今後をどう考えるか」でございますが、皆様はどうお考えですか？
個人的には、確かに、指標だけみるとインフレはピークアウトしたでしょうし、一昨日あたりから続いているFRB高官たちの発言もハト寄りといいますか、利上げペース鈍化を支持したり利上げ停止という言葉も散りばめたりして株価を後押しするような形となっておりますが、しかし、この上げはやはり一時的なものであり、といいますのは、年明けに待っているQ4（第4四半期）の各企業の決算が、この継続的な利上げの影響を受けて芳しくないことが比較的簡単に予想されるからです。
株価は「受給で決まる」ということもその通りだと思いますが、それよりも優先されるのは株式会社である以上はやはり「業績」だと思いますし、肝心かなめの業績が奮わない会社の株は当然ながら売られる、つまり株価は下がっていく傾向にありますから、今後多くの企業が良くない決算を連発する状況が予想される以上、大局ではやはり下げ目線で見ておくべきなのかなと思っております。
昨夜、FRB副議長のひとり「バー副議長」も上院委員会において「今後数か月に米経済が減速し、失業率が上昇する可能性がある」と発言し、リセッションを懸念した発言がありましたが、これもまた、個人的な「大局は下目線」の考えを後押ししてくれる発言と捉えております。
まとめます。
今週は12,000付近をベースとして上に行けば12,930付近までは十分に考えられますが、下にいけばそれこそ再度11,000を割り込むまで下がっていくと想定します。
今週の金曜日はSQですので、そこまでは大きな上下は無いとみておりますが、つい先ほど入ってきたニュースで、ロシアのミサイルがポーランドに着弾して2人が死亡したとの報道がありましたので、これで一気にリスクオフの展開となりそうですから、今日、明日の相場は原油価格の反騰からの株安の展開を想定し、ロングポジションは持たないようにしたいと思います。
あとは今週末はSQですからそこでどう動くのかがかなり重要なので、今週は下手なロングポジションは持たずに、基本はショートメインでトレードしていきたいと思います。
以上です(*^^*)
いつも応援ありがとうございます！
