【ひょっとしてFRBは焦っている?】ISM6月製造業指数が市場予想を下回る

トレード日記

おはようございます!

まずはトレードですが、昨日は「なんかわからなくなってきた」というモヤモヤが頭に沸いてきましたので、日本時間の早い段階で早々に損切りして微損で静観という形となりました。

欧州時間での様子から、底を11385.0でロング欲張り指し値を指すも叶わずで、結果リバを取り損ねました。

が、見立てた方向感としては最終的には合っておりましたので、これはこれでまた一つ勉強になりました。

時間軸を、CFDトレードの先物が開く7:00~翌朝5:15分までとしているのですから、「最終的にはアメリカ時間での結果が全て」という当たり前のことを今一度肝に銘じて、来週の相場に活かしたいとおもいます。

さて本題ですが、来週の相場の見通しなんぞを素人目線から考えてみたいなと。

考え方の基準とするのは、つい先日に発表されました「PCEコアデフレータ」の数字と、昨夜発表されました6月のISM製造業指数の結果が、両方とも「景気鈍化(悪化?)」を表す数字となりまして、これを受けてか、アメリカの10年債利回りも低下、株価指数も復調の兆しを見せ始めております。

これのどこが心配なのか。

まず、FRBは「根本的な」インフレ退治を目指していると思いますので、FRBとしては政策金利を「キチンと」上げていき、それによってインフレを抑えていきたいというのが基本路線だと個人的には思っているんですね。

となると、「景気が悪化」することによって経済が冷えてくるのは歓迎すべきものではなく、いわゆる「スタグフレーション」、つまり、景気が悪いのインフレが収まらないという最悪の事態に繋がっていきますから、FRBとしてはなんとしても「政策」によってインフレを落ち着かせたいと思っているはずなんですよ。

ま、今のインフレは「コストプッシュ型インフレ」、つまり、政策金利の誘導だけではコントロールしきれない要因が多々あるという状況ですので政策だけでインフレをコントロールするのは至難の業だとは思うのですが、しかし、そこをしっかりとやっていきたいというのがパウエルFRB議長の真意だと思うんですね。

となると、景気の冷え込みも「鈍化」くらいの緩やかな景気後退が理想なのですが、原油高やサプライチェーンの混乱などの理由による今の「コストプッシュ型のインフレ」による景気の加速的な冷え込みは、FRBにとっては「ちょ・・・!早いって。早すぎるよ!」と焦りを生む要因にしかならず、ただでさえ難しい経済のかじ取りをさらに難しくさせてしまっております。

ということで、これらを踏まえて週明けからの株価指数の動きを予想してみますと、

ISM製造業指数などの経済指標が経済悪化の傾向⇒これはインフレの状況を鑑みれば良いことのはず⇒となると、市場は景気が正常化し始めると織り込んで安心材料として受け取る⇒10年債利回りの低下⇒株価が上昇傾向⇒景気が良くなる⇒インフレの今、本来なら歓迎すべき状況だが足元は「超」が付くインフレ⇒しかもそのインフレは「コストプッシュ型」のインフレで、消費は旺盛で落ち込んでいないものの、原油高などで値上げが止まらない⇒そんな状況ではさらに消費が過熱することは避けたい⇒だってますます需要に対して供給がおいつかなくなるから⇒となればさらなるインフレとなる⇒それを踏まえると、結果、FRBは利上げのペースを上げざるを得なくなる⇒急激な利上げに耐えられる企業や個人が少なくなっていき、インフレが落ち着くのを通り越して経済悪化⇒金利が高いので株式市場から資金が抜かれて債券市場へ⇒株価暴落

このようなシナリオが考えられるんです。

ということで、まずはショート目線での見解は、週明け月曜は昨日の上げの余韻で節目となる11,800程度までの上げからの11,600を行ったり来たりのレンジ相場を欧州時間まで繰り返していき、アメリカ時間になって徐々に下落傾向が顕著に、下は11,420付近の抵抗線まで下がっていくのかなと。これがショート目線。

ロング目線ですと、単純にこの余韻が覚めないでどんどんと上がっていき、12,000に到達することも想定できる上げ相場となる。これがロング目線。

で、「どっちやねん」となると、個人的には上のショート目線でのトレードを基準に臨みたいと思いますのが、底は焦らず、欧州勢が参戦し始める日本時間の16時以降の値動きをみて決めていきたいと思います。

以上です(*^^*)

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わかば

わかば

美味しい食事とお酒をこよなく愛する投資家の卵です。 愛する妻と息子と過ごす時間が何よりの宝物。 趣味は食べ歩きと読書。 大の日本酒党で、焼き鳥とお酒さえあればたいがい機嫌が良いです。

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