◆デッド・キャット・バウンスとは
株価が続落している局面や、または底を打った後に急激に株価が反発して小幅ながらも上昇に転じて株価が回復したように見える状況を指す言葉で、「死んだ猫でも高いところから落とせば跳ね返る」という例えをウォール街が使い始めたことにより広まった投資用語です。
つまり
「死んだ猫でも高いところから落とせば、わずかだけど生き返ったかのように跳ね返るでしょ?それと同じで、この株は死んだも同然で下がり続けてるけど、もう一度上がる!、つまりまたこの株は生き返って元の株価に戻る!と思って買う人が一時的に増えたため、お、株価が戻るか?と思わせるようにチャートが上向きになっていくも、すぐにまた下落に転じて、反発する前の株価より下がってしまう現象のこと」
を、デッド・キャット・バウンスといいます。
このデッド・キャット・バウンスは「タックス・ロス・セリング」に絡んで1月に多く見られることから「1月効果」という言葉と共に用いられることがあり、特に、昨年度にIPOした銘柄の内、当初期待値だけで高くなっていたもののその後は全く株価的に奮わなかったような銘柄に1月効果は表れやすく、株価が急激に回復していくので「生き返った!」と思って飛び乗ると、それはデッド・キャット・バウンスで「見せかけだけの復活」に過ぎずすぐに死んでしまいますので、あまりスケベ心を出して飛び乗らない方がよいという戒めで、このデッド・キャット・バウンスという言葉が使われる場面もあります。(※タックス・ロス・セリングはまた別記事で書きますね。)
日本時間の昨夜から米国相場は始まっております。
この「デッド・キャット・バウンス」に引っかからないように気を付けたいですね。
以上です(*^^*)
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