つい最近、米労働省が12日発表した2021年12月の消費者物価指数(CPI)が話題になりました。
CPIとは、上にも書いてありますように「消費者物価指数」のことですが、もう少しだけ詳しく見ていきましょう。
◆CPIとは
CPIとは、英語表記「Consumer Price Index」の略で「消費者物価指数」のことを指します。
消費者が購入する各種の消費やサービスの小売価格(ようは街で売られている値段ですね)の変動を調査・算出した経済指標で、ある時点を基準に、同じものを購入した場合に費用(価格)がどのように変動したかを指数値で表したもの。物価そのものの変動を測定することを目的とした指数が「CPI」となります。(※大和証券 金融・証券用語解説よりまとめ)ほとんどは「前年同月比」で見ているようですね。
CPIには、季節性がある(つまり、四季によって価格変動が大きくあるような)生鮮食品やエネルギーなどを除いて数値を出す「コアCPI」と、それら季節性のあるものも全てぶち込んで数値を出す「総合CPI」があります。
ちなみに、 先日、米労働省が発表した2021年12月のCPIで、「予想数値に対して、結果が予想範疇に収まり、市場は安堵・好感した」という数値は「総合CPI」の方です。(市場予想は、6.6%~7.2%を予想し、結果は7.0%でした。)
もうひとつちなみに、日本でのCPIは総務省(省庁再編以前:総務庁)が毎月発表しており、「東京都区分」と「全国」の2種類があるそうです。(※野村証券 証券用語解説集より)
CPIは「インフレ」の動向を測ったり、それによって行う金融政策にも大きな影響を与える重要な指数ですので、今後も定期的に発表される「CPI」には注目していきたいですね。
以上です(*^^*)