これも投資談義の際などにサラッと使いたくなる言葉の1つですね。
◆アノマリーとは
アノマリーとは、英語の「anomaly」からきているもので、訳としては「例外」「変則」「特異」などの訳語が並びます。
これらから、相場で用いられる場合は「なんだか理由はよくわからないけど、株価の値動きに関して、毎年このような傾向になることが多いよね」というような、合理的な説明はできないけれど、経験則的に良く当たる現象のことをアノマリーといいます。
相場ではなく、日本的なわかりやすい天気のアノマリーの例を挙げるといたしますと、例えば「体育の日は腫れが多い」や、北国では「クリスマスの天気は荒れる」というような、いわゆる「特異日」と同じようなものと思っていただいて良いと思います。体育の日は必ず晴れるとは言い切れないけれど、例年晴れの日が多いから今年も晴れるんじゃね?ってことですね。
米国の株式市場のアノマリーで有名なのは「セル・イン・メイ」と呼ばれるアノマリーで、これは「株は5月に売れ」という格言扱いされるアノマリーです。
というのも、例年、8月、9月、10月辺りは、なんだかわからないけれど株価が下がることが多いので、株価が下がる夏が来る前に、5月辺りで一旦売っといたほうがいいかもね、というアノマリーです。
逆に、毎年、11月から年明け1月にかけては株価が騰がる傾向にありますので、秋ぐらいに仕込んで置くというのもありだよね。というアノマリーを活用した投資戦略となります。
さて、2022年の2月23日現在では、ウクライナをめぐる問題で世界が緊張しております。
例年2月は下がるアノマリーですから、それに加えて戦争となれば・・・
米国の金融正常化による金利上昇も含めて、今年は前半から厳しい相場になりそうでございますね。
気を引き締めて相場を注視していきましょう。
以上です(*^^*)
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