◆ブラックアウト期間とは
「ブラックアウト期間」とは、中央銀行(日本なら日銀、アメリカならFED)の政策を決定する権限を持つ人たちが(アメリカならFRBですね。)単純に「発言できない期間」と覚えておけば問題ありません。
その期間は、日本だと金融政策決定会合開始の2営業日前から会合終了当日の総裁(2022年9月現在では黒田総裁ですね)記者会見終了時刻まで、米連邦準備制度理事会(FRB)では連邦公開市場委員会(FOMC)の開催前週の火曜日からFOMC終了時までとなっております。
どうしてそんな期間が設定されているの?
これも単純に、今後の金融政策に関する情報が易々と市場に流れてしまいますと、それを受け取った市場参加者たちが勝手に解釈して株価の乱高下に繋がりやすくなりますのでそれを避けるためですね。
だって関係者が公の場で内部の情報を漏らすとせっかく進めている政策の効果もなくなってしまいますからね。
ちなみに、ブラックアウト期間とは、「自社株買いを禁止される期間」という意味もあるそうです。(知らなかった・・・)
これは決算発表前の時期を指すそうでして、そりゃそうか、決算前に自社株買いして1株当たりの利益率(EPS)を上げるとかされたら、普通に良い決算を演出できますもんね。
ちなみにアメリカでは決算発表の5週間まえから「自社株買いができない」ブラックアウト期間になるそうです。
◆ブラックアウトには2種類ある
まとめますと、「ブラックアウト期間」には2通りの使い方があって、一つは「中央銀行のブラックアウト」、一つは「自社株買いができない期間を表すブラックアウト」があると、こういうことですね(^^)
以上です(*^^*)
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