おはようございます!
昨夜のナスダック100ミニ指数も大きなボラティリティ(価格変動の大きさ)でしたね。
まずは数字を振り返っておきましょう。
終値は前日比でプラス1.28%の10876.5と上昇で引けました。
昨夜に発表のありました米雇用統計の結果が「インフレ後退とインフレ高止まりのどっちにも解釈できる」という結果から市場がどう反応するのかの結果待ちでしたが、市場は失業率の増加をもって「インフレ後退」と判断したようで、大きめの下げから持ち直しての前日比プラスの引けとなったようです。
ついでなので米雇用統計の結果もみておきましょう。
・雇用者数:予想20.0万人に対して結果26.1万人と上振れ。雇用は強かった。つまり、雇われた人が多いということは景気が強い傾向にあるのでこれはインフレ高止まりという判断に繋がります。
・失業率:予想3.6%に対して結果3.7%(前月は3.5%)と上振れ。これは「仕事をしていない人、もしくは仕事を失った人が前月よりも増え、しかも市場予想よりも増えていたためにインフレ鈍化の予兆である」という判断となったようです。
・平均時給(前月比):予想0.3%に対して結果0.4%(前月0.4%)とこちらも市場予想を上振れ。これは、雇われている人の平均時給が前月と同じで高止まりしていて、さらに「前月よりは平均賃金は下がるだろう」と見ていた市場予想よりも高い数字となったことで「賃金が高いということはそれだけ消費に回る可能性が高い、つまり需要が旺盛なままなので物価高に繋がりかねない。つまりインフレ高止まり。」という判断が出来ます。
これらから、主な3つの指標の内2つが「インフレ高どまり」の傾向にあり、これはFRBが目論むインフレ退治にとっては逆風となる傾向ですから、僕は「こんなものは下がるでしょ」という判断でしたが、結果としては乱高下となり、どちらかといえば上昇で終わってしまい「マジで?そっちなのね・・・」という個人的には腑に落ちない結果となりました。
これでおわかりのように、昨夜も微損ですが負けました。
昨日のブログでは「雇用統計はロングでいく」と書いておりましたので、その通り発表前からロングでポジションを建てて突入しましたが、発表直後に大きな上昇となり「よっしゃ!」と思うもまさに束の間、瞬間的な急落となり一時は10650という年初来安値にむかうのではないかというほどの勢いで下がっていき、安全弁のために設定しておいた逆指し値で刈られて損益とりなりました。
その後に出た数字を確認して「マジで?これで騰がるの?市場は失業率を重視してるんだ。でも金利も上がってるし平均時給も高止まり。これは下がるでしょ」という判断にいたり10,910からドテンショートに転じて損益の3分の2を取り戻したところで終了しました。
う~ん・・・
最近はどうにもチグハグですなぁ。
1歩進めたと思ったら半歩下がってしまう。
日によっては2歩も下がることがあり、なかなか前進いたしません。
全体的な見立ては大きくは外していないのですが、どうにも利益に繋がりません。
その原因は自分でもわかっていて、それは利確のポイントを逃していることでございます。
これは早急に改善しなければいけません。
てかそれが一番難しいんですよねぇ・・・
「大局を掴んだらあとは寝ているだけで良い」ということも大いに「あり」のトレード手法だと思いますが、しかしそれはやはり「時と場合による」ことが大きいのではないのかなと。
昨今のように不安定な相場の時には利大を狙わずに(ようは大きな利益)、細かく利確を繰り返しながら半歩ずつ進んでいく「利小」の精神で臨んでいかなければ、せっかくのプラス益を溶かしてしまうことの方が多いと感じます。
これは昨夜の相場で痛感しましたね。
ボラの大きい時には特に「一攫千金」を狙わないこと。利益が乗った時点で伸ばすことを考えずに欲張らずに利確することを心掛けたいと思います。
てか、ボラの大きい相場はトレーダーにとっては「美味しい」相場なのですが、僕のようなまだまだ未熟で下手なトレーダーにとっては試練の場でしかありませんので、サーフィンも最初は小さな波を乗りこなしてからビッグウェーブへ臨むように、トレードの波乗りもサーフィンの上級者のようにいきなり大海の大きなうねりに突っ込んでいくのではなく、まずは安全な海岸線付近の小さな波から乗りこなしていけるように練習していきたいと思います。
さて、今日から週末ですね。
まずはゆっくり休んで英気を養いましょうか(*^-^*)
皆様、今週もお疲れ様でした!
以上です(*^^*)
いつも応援ありがとうございます!