◆IFD注文とは
まず読み方から書きますと、これは「イフダンチュウモン」と読みます。
IFDは「If done」の略で、「If done」は「~された場合」などと訳すことができます。
で、この注文方法は何が良いのかと申しますと、それは「エントリーと決済を同時に注文できる」という面でございます。
例えば相場が下げている局面で、「ここまで下がったら一旦は反発しそうだから買い(ロング)で入ってみたいな。だけど反発しないでここから上に行く可能性ももちろんある。もっと言えば、せっかく希望通りに下がって約定できたととしてもそこからさらに下がったら嫌だから、もし希望の建値よりさらに下がった場合に備えて、ここま下がったら損切りの決済をしたいな」という局面があったとしましょう。
つまり、「ここで注文してここで決済したい」という場合です。
具体的に、現在の株価が1万円で、トレンドとしては下降トレンド、なので9,800円くらいまでは下がりそうだけど、9,800円まで下がったら反発しそうだからとりあえず9,800円で買いたいと。それだけなら9,800円に逆指し値を置いておけばいいだけですが、でも当然ながら9800円で反発しないで下に抜ける可能性もある。その場合は9,700円で損切りをしたい。しかし今は相場に張り付いていられないのでチャートも追えない。チャートを追えるなら、9,800円の逆指し値で約定した後に下がっていけばそこで損切りの決済をすればよいだけだけど今はチャートに張り付いていられない。そうだ!こんなときこそIFD注文だ!
ということで、「9,800円で注文して9,700円で売りたい。だけど相場をずっと見ていられない。」もしくは「機械的にエントリーと損切りラインを決めておきたい」という場合等に非常に役立つ注文方法でございます。
ちなみにこの場合ですと「9,800円にエントリーの逆指し値、9,700円に損切りの指し値」となります。
先週のような、ずっとレンジいてどちらに抜けるのかわからないような相場状況には大活躍する注文方法ですので、指し値・逆指し値だけではなく、エントリーと決済を同時に行えるIFD注文もぜひ活用してみてください\(^o^)/
以上です(*^^*)
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