おはようございます!
まずは昨夜の相場を振り返っておきましょう。
僕が主戦場としておりますCFDナスダック100ミニ指数ですが、昨夜は前日比でプラス1.38%の「17782.1(BID)」と1%を超える大幅な上昇となりました。
見立てはドンピシャで、「騰がるならこのイメージ」というところまで上昇しました。
この上昇の要因ですが、これはタイトルにもありますように、CFDが引ける直前に行われたマイクロソフトとアルファベット(Google)の決算が良かったということと、エヌビディアやAMDなどの半導体関連銘柄を率先している銘柄が買われたことがその主因のようです。
しかしながら、日本時間の昨夜9時半に発表されたコアPCE(個人消費支出)の速報値が、市場予想3.4%に対して結果3.7%となかなかの上振れ、加えて、新規失業保険申請件数等の労働市場の近況を表す数字が共に下振れ(雇用は確保され、さらに求人もあるので失業保険を継続して需給する人も少なくなった)ということから米国経済は鬼強いということが示され、これにより、年内の利下げ観測が一気に後退し、米国10年債利回りは急騰、発表直後はおおきな売りで市場は反応していることから、その後は徐々に買い戻されたとはいえ、この上昇を素直に受け入れないほうがよさそうです。
株価指数と逆相関の関係にあります米国10年債利回りも。これを書いている6:37分現在でなんと「4.704」と、昨年10月につけた最高値5%越えに近いところまで上昇してきております。
昨年の10月といえば、CFDのナスダック100が149,000と直近の底値を付けた時期ですが、それに迫る勢いで米国10年債利回りが急騰してきております。
そして識者のデータ分析によりますと、昨夜のPCEの速報値が上振れしたことから、今夜の「本丸」であるPCEデフレーターも上振れしそうとのことで、となれば、これはインフレ再燃を視野に入れた市場は利下げ期待が剥がされたということで株売りに繋がりやすいですから、今日は株式指数は下目線で行きたいと思います。
ま、半導体銘柄が強いですし、寄与度の高いマイクロソフトやアルファベット(Google)などは買われる要素がありますのでこの辺りの綱引きでどうなるかですが、もし、MSFTやGOOGがこの上昇で得た利益を確定させるような動きが出れば(週末ですしね)、一気に17,500を下回っていくところまで想定します。
ではチャートを見てみましょう。
1時間足です。
こんなイメージです。
コアPCEの速報値が出た直後は売らたものの、そこからはジワジワと買いが入り、金利が上昇しているにもかかわらず上昇しておりますので、この上昇をどう判断するかで迷うところですが、個人的には「半導体関連銘柄が割安になっていたから」「テスラが買い戻されただけ」で騰がっただけと見て、根本はまだ売り圧残っていると見ております。
長期的にはこの強い米国経済は必ず「プラス」に作用すると思っておりますので、利下げ観測が年1回という予想が出た今、市場がそれを完全に織り込んで売りが一巡するまでは下目線で行きたいと思います。目安としては一旦は「17,230」付近とし、そこを下抜けると一気に「16,790」付近まで下落すると想定します。
まとめますと、今日は下目線で、メイン路線は「青矢印→青矢印」の値動きを想定します。
第2路線は「青矢印→紫矢印」の値動きを想定します。
上がれば「青矢印→赤矢印」の値動きを想定しますが、これはPCEが下振れした時の目安とします。
以上です(*^^*)
あ、昨日のトレードは日経225のショートで爆益でした!(ツイートしております。)
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