【織り込み済み・投資で出会う言葉】織り込み済みってなーに?

投資で出会う言葉

先日、妻と最近の市場の値動きについて話しておりまして、「パウエルさんの5月FOMCで50bp(ベーシスポイント)の利上げあるよ発言、あれ、思ったより織り込まれてなかったんだね。」なんて話しておりまして、「文脈からなんとなくはわかるけど、織り込みってなーに?」という会話がありましたので、このブログは基本、妻のように投資を始めて間もない人に向けて書いておりますから、今日はこの「織り込みってなーに?」を書いてみたいと思います。

◆織り込みとは

織り込みとは、「すでに組み入れられた」ということですから「織り込み済み」とは、「もうその件はみんな知ってるよ」というように、とある材料に対して市場は既に対処済み、つまり、「現状の株価はすでにそれを反映しているよ」ということです。

なので、新聞なネットなどで特定のセクターに影響のあるニュースが出たとして、例えばそれが「良いニュース」であったとすると、一瞬、「お!こんないいニュースが出たらこの会社の株は騰がるんじゃね?」と思うも、株価を見ると既に騰がっているような場合には「やっぱすでに織り込み済みか」なんていう風に使います。

で、冒頭の妻の会話に戻りますと、強いインフレに困っているアメリカで、インフレ退治の親分であるFRBのパウエルさんが、インフレ退治のために金利を上げることは市場参加者もみんな知っておりますし、なんならどこかで50bpという強力な利上げをするかもしれない(通常だと0.25bpがほとんどですから、その倍と言うことになりますね。)ということを「織り込んでいた」はずが、それが無かったかのように大幅な下げとなったことを受け、「市場は思ったより50bpの利上げを織り込んでいなかったんだね。」という会話となったということです。

相場って難しいですね。

以上です(*^^*)

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わかば

わかば

美味しい食事とお酒をこよなく愛する投資家の卵です。 愛する妻と息子と過ごす時間が何よりの宝物。 趣味は食べ歩きと読書。 大の日本酒党で、焼き鳥とお酒さえあればたいがい機嫌が良いです。

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