おはようございます!
今朝のトピックはやっぱり昨夜の米GDPでしょうね。
結果としましては、事前予想の「+0.3%」を大きく裏切り前期比年率「-0.9」と2期連続でマイナス成長となりました。
加えて、同時に発表されました米PCEも市場予想に対してマイナス、これにより、国内総生産と個人消費の両方でブレーキがかかる形となりました。
これらを受け、ナスダック100指数(CFD)は発表直後は「いつもの」乱高下を繰り返しましたが、最初に出たトレンドは下げとなり、一時12471.1を下回る下落となりました。
で、まずは個人的なトレードの結果ですが、結果としては上手くいきました。
最初に出た「ダマシ」の上昇も上手く乗れて高値付近で利確に成功、ついでドテンでショートしましたが不穏な上昇を感じたので一旦損切りして様子見、すると12,635付近で止まったのでそこから再度ショートを入り直し12564.7で利確、その後は「欲をかかない」という規律の下に撤退、結果はその後の上げを取り損ねておりますがトレードとしてはプラスで終わりました。
ま、あの後は続けていてもショート目線だったので焼かれていましたね。結果助かりました。
それにしても!ですよ。
なんであのGDPの結果で騰がっているんでしょうね。
2期連続のマイナス成長ということは「テクニカルリセッション」、つまり「景気後退局面突入」というサインですから、不景気になっているのに株価指数が著しく上昇する今の状況が解せません。
無理やりにでも理由を挙げるとすれば、「個人消費もマイナスで、つまり需要が下がっているのでインフレに歯止めがかかっている。よし、OK。」というくらいしか僕の拙い頭では考えられないんです。
それともアレですかね。
「事前にパウエルさんもマイナス成長と言っていたし、イエレンさんもGDP下がっても不景気じゃないよーなんて事前に言っていたし、結果は悪かったものの思ったよりも悪くなかったな。これぐらいなら大丈夫じゃね」というアメリカ経済の底堅さを信じた楽観論が市場に反映されたのかのどちらかでしょうね。
しかもですよ。
引け直前にはアマゾンの決算が発表されて、EPSは予想以下だったものの、売上高が市場予想を上回ったということで好感され大幅な上昇となり、これが牽引する形でナスダック100指数も12,740から一気に12,840まで騰がる吹き値となり、結局ナスダック100指数(CFD)は+1.85%もの上昇で終わりるという、GDPのマイナス成長なんてどこ吹く風の上昇となっております。
これ、本当にこのまま騰がっていくのでしょうか。
政策金利は史上でも屈指の上昇という状況であり、GDPもテクニカルリセッション、個人消費もこの先の景気後退を睨んでか冷え込み過ぎ、原油の価格も不安定、食糧事情も不安定で全く安心できない、更にいえばロシアの地政学的な不安定さも一向に解消されていない・・・
こんな状況で、いくら9月以降の金融政策が金利低下の方向に動く可能性があり、インフレもソフトランディングできそうだから経済は健全に戻るということが織り込まれているとしても、目先でこんなにも不安要素があるにもかかわらず今日のようにグングンと株価指数が騰がる理由がわかりません。
ま、トレードとしては己の思惑なんてのはどうでもよくて、目の前にある相場に坦々と対応していくだけなので別にいいのですが、それにいたしましても、このまま楽観的に上目線と考えるのではなく、上に書いた不安定な要素はまだ色濃く残っているんだぞということをしっかりと頭において、今後発表される重要な経済指標に括目したいと思います。
まずは8月10の米7月CPIに注目ですね。
あ、今日は16時以降の欧州時間で売りで入る予定以外は特に考えておりません(^^)
う~ん・・・今の相場はわからなさすぎる・・・
以上です(*^^*)
いつも応援ありがとうございます!