【会心の一撃でしたが・・・】8月PMIを受けて

トレード日記

おはようございます!

昨夜のCFDナスダック100ミニ指数も-0.23%と小幅ながら下落しましたね。

さて、まずは個人的なトレードの結果から書きましょうか。

後ほど少しだけ詳しく触れますが、22:45分発表のPMI(購買担当者景気指数)が市場予想より弱いという数字を受け、発表直後は上昇するも、個人的には「順張り」を想定しておりましたが、特にサービス業のPMI悪化を受けて「いや、待てよ。さすがに市場参加者もこれを良しとはしないだろう。よし、ならば一旦は上昇するもその後は下がるだろう。となれば、個人的に引いたサポートライン12996.9でショート(売り)だ。」という方向へ舵を切り、結果論ですがそのラインで落ち始めてくれました。

トレードしては会心の一撃となりましたので、とりあえずこのポジションはジャクソンホール会議までホールドします。

さて、PMIですね。

PMIとは上にも書きましたが「購買担当者景気指数」でして、ようは「各業界の仕入れ担当者のみさなん、肌感で感じる業界の景気はどないでっか?」という、流通の根本にいる人に景況感を聞いてそれをまとめたものですね。

で、昨夜発表の8月分はそれが予想以上に悪かったと。(総合PMI:予想47.7に対して結果45.0,製造業PMI:予想51.9に対して結果52.2,サービス業PMI:予想50.0に対して結果44.1)

今のアメリカ経済はインフレ(物価高騰)に悩まされておりますから、

「企業の景況感が悪い⇒景気が良くない⇒企業は人を減らす⇒賃金上昇圧力が緩和⇒物価も賃金も下がっていき人々の購買意欲も低下⇒結果として景気が弱くなってインフレが収まっていく」

という流れが予想されて、インフレが過熱気味の今はこの「通常なら不景気を表す数字なので良くないけれど、今はインフレが過熱しているので、こうして景気が悪くなるのは脱インフレになっていいことだ」という考え方もできるわけなんです。

で、前々回くらいまでの各経済指標は「景気が良い」という方向だったのですが、それは取りも直さず「景気が良い=インフレがさらに過熱するので良くないこと」として、PMI等の経済指標が強い(つまり好景気を表すような数字)が出ると株価指数は下がっていたのですが、昨夜は「景気が悪い」というニュースがそのまま「今後不安だ。インフレが収まるのを通り越して景気が後退するのではないか」、つまり「スタグフレーション(景気が悪いのに物価が下がらない。消費も弱く、企業も儲からない最悪の状況)」に本当になるのではないかという不安が「インフレが収まる」という期待を上回り、前回の7月のPMIあたりから「悪いニュース」がそのまま「悪いニュース」として受け止められてきたのかなという印象でございます。

この後、このまま「悪いニュースが悪いニュース」としてそのまま受け止められる状況が続いた場合、金利は流石に下がってくるでしょう。

金利が下がること自体は企業や株価にとってはよいことでございますが、しかし、その恩恵以上に企業業績が伸び悩む可能性が高く、ということは働く人の賃金も上がらなくなり、コロナのばら撒きで得た給付金も使い果たしてしまうとそこからは消費も伸び悩み、ということは更に企業も儲からなくなるので人を減らし…の悪循環がもう目の前に迫っていると考えなければいけない状況でしょうから、それらを鑑みますとやはり株価が騰がってくる要素は今のところは少ないですから、パウエルFRB議長がジャクソンホールでどのような発言をして市場はそれをどう受け止めるのかが注目されます。

今週の金曜日(26日)の23時、括目しましょう!

以上です(*^^*)

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わかば

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美味しい食事とお酒をこよなく愛する投資家の卵です。 愛する妻と息子と過ごす時間が何よりの宝物。 趣味は食べ歩きと読書。 大の日本酒党で、焼き鳥とお酒さえあればたいがい機嫌が良いです。

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