おはようございます!
相場の無い昨夜はぐっすりと眠れました。
逆指し値等で株価が滑っても大丈夫なように設定しておくも、やはり相場のある日はどこかで気になっているのでしょう、ちょこちょこ目が覚めますものね。
相場より、お金より、健康が大切。
米国株を主戦場とするとどうしても昼夜が逆転してしまいがちですので、睡眠もしっかりと確保できるような精神状態を育んでいきたいと思います。
さて、明日からまた相場が始まりますが、その前に、木曜日に「この利上げ真っただ中にも関わらず株価指数が上昇している矛盾、その理由が垣間見れた!」ということを書いて、それをブログに書こうと思っていたのですが、金曜日の株の超が付く深堀に「あ、やっぱ矛盾は解消されるのね。すんませんでした。」と頭を垂れて反省し、タイミング的にもずれた内容となってしまいますのでなかったことにしようと思ったのですが、ブログて書いた手前そうもいきませんので、ここで概要だけ書いておきます。
それは下記のような内容です。
「OPECプラスが大幅な減産を決定→原油価格上昇によるインフレ圧力増大→物価高に影響する→普通にインフレ加速→このままFEDが今のペースで利上げを続ければインフレ退治を通り越して深刻な景気後退に陥る可能性アップ→FEDは利上げペース鈍化を余儀なくされる→11月のFOMCで早速鈍化を検討→それを織り込んだ市場参加者が株を買い始める→株価指数上昇」
というストーリーでした。
FEDはここまで3回連続で0.75という大幅な利上げを行っており、そのペースが「行動開始が遅く、動き始めたら今度は利上げペースが早すぎる」という批判を浴びておりますので、どこかで利上げペース鈍化をしなければいけないということは検討事項としてあると思うんですね。
そのトリガーとして、このOPECプラスの減産を利用するのなかと思ったんです。
つまり、インフレが減速したということを見届ける前に景気後退の方が予想よりも早く眼前に現れてきそうなので、仕方なく利上げペース鈍化を考える、みたいな。
まさか水面下で米国とOPECプラスが繋がっているなんてことは思いませんが、米国は「せっかく金融政策でインフレ退治をして順調だったのに、道半ばでOPECプラスが余計なことをした。このままだとこちらの予想以上にインフレが加速するから、当面は利上げペースを緩めるつもりはなかったけど、景気後退の方が深刻になりそうだから、次回11月の会合では0.75ではなくて0.5で留めておく必要があるかもね」として、利上げペース鈍化の理由をこの「超減産」のせいにするのかなと、このように思い、それを市場はいち早く織り込んでとりあえずFOMCまでは騰がるかもと思った次第でございます。
で、そのカタリストになるのが金曜日の雇用統計で、上記をFEDが実践していくためには「雇用市場がクラッシュしている」ということが個人的には必要だと思い、予想として失業率は増加、雇用も軟調となり、上記の条件を満たす結果となって株価指数は上昇すると見立てたんです。
が、結果は真逆、完敗でした。
雇用統計の前にFEDの御庭番であるニックさんが「パウエルさんはやるよ。インフレが退治できるまで強気の姿勢は崩さない。利上げペースを鈍化すると思ってるならそれは間違いだ」的な記事を書いておりましたし、ツイートでも各FRB高官のタカ派発言を多く取り上げて「雇用統計は労働市場が引き続き堅調であることを示す数字が出るから利上げペース鈍化はないよ」ということを示唆しておりましたので、冷静に考えればこれはこの時点で「株価が騰がる」というストーリは時期尚早だということがわかったはずなのにね。
てか、今になって冷静に考えれば、上記のストーリーが進行するとしても、時間軸はかなり先でしょうね。
11月発表のCPIが8%の後半から9%台に乗れば、一周して利上げペースを鈍化させざるを得ない空気が強まるかもですが、でも、それでも「FEDはやるよ。徹底的な利上げでインフレ退治を最優先させる。国連の忠告そんなもん知らん。我々が見ているのは米国だ。」という姿勢を見せておりますから、やはり11月のFOMC直前の状況をみてみないとわからないという結論になりそうですね。
ただ一つ気になることが・・・
今のこのタイミングで、ニックさんがこんな記事を・・・
これ、ワンチャンあるかも・・・・!
以上です(*^^*)
いつも応援ありがとうございます!