おはようございます!
タイトルにもありますように、明日月曜日の見立てをチャートを見ながら考えるという作業が無意味になると思えるニュースが飛び込んできましたね。
日本では今のところほとんど報道されておりませんが、イスラエルとハマスが戦争状態に入ったというニュースでございます。
僕は地政学に疎いので今現在は詳細を調べている最中ですが、しかし分かるのは、イスラエルが米国の支援を受けていること、ハマスはイランの支援を受けていてイスラエルの存在を認めておらず、そのイランはロシアと緊密な関係にあること、それらから、グローバルには「西側VS東側」という構図が見えてくるということです。
これ、非常に恐ろしい状況ですよね・・・
この辺りはいわゆる「中東情勢」といわれる問題で非常に複雑なようですから専門家の見解を調べて理解していくしかないのですが、この紛争の問題を近視眼的な視点ですが個人的な「トレード」という部分に焦点を当てて考えてみますと、目先の株価の推移にテクニカル分析が意味をなさないのではないのかと思ってしまいます。
つまりファンダ面の影響が特大となり、この戦争の状況如何で大きく動いていくということですね。
目先はやはり「下げ」でしょう。
地政学的なリスクが増大している中で、これから買い向かおうとしている投資家は少ないでしょうから売り勢力が強くなることが容易に考えられます。
また、この問題が中東情勢の問題であることから「エネルギー問題」が浮上し、原油価格が大幅に上昇することも容易に想像できます。
原油価格が上昇すればグローバル経済も再びインフレが再燃する恐れがあり、これにより各国の中央銀行が政策金利の上昇を検討せざるを得ない状況となり、つまり株価には下げ圧力が増すことになる。
もう1点懸念されるのはコモディティの価格上昇ですかね。
これも株式市場にとっては下落圧力が増すと考えられますので株価は下げで反応しそうです。
てかここまで書いてきてふと思ったのですが、先日、アメリカで政府閉鎖が騒がれておりましたが土壇場で回避されましたよね(11月17日までの暫定措置ですが)。
このとき、共和党の議員が主張した「ウクライナへの追加支援を削除せよ」という主張を民主党が譲歩して受け入れたことによりつなぎ予算が可決されましたが、これらから邪推しますと、アメリカはすでにウクライナから手を引きたがっていて、このイスラエルとハマスの紛争を口実にしてそれを実現させたいのではないのかなと。
だって、中東問題とウクライナ問題を比較すると(もちろん人道的観点からはどちらも比較できるものではなく、戦争なんてのはいかなる理由があっても起こってはいけないと思っておりますが、ここではアメリカにとってどちらが重要な問題であるのかという視点に立って考えればという意味での比較です。)中東問題のほうが「イラン(反米の中東勢力)とロシアがより親密なることの懸念」という意味で脅威なわけですから(イランもロシアも豊富なエネルギー資源を抱え、かつロシアは軍事大国としても脅威である。軍事とエネルギーが手を組んでいまより親密・緊密になれば、よりアメリカにとっての脅威は強まる。)、ここでロシアと反米の中東勢が勢いづくのをただ眺めているだけでやり過ごすとは思えないんですよね。
つまりウクライナを見捨てる代わりに、この紛争においてロシアにイランへの支援、引いては、イランからハマスへの支援を控えてくれるように言ってくれ=「この紛争はあなたたちロシアにとっても経済的にマイナスの方がおおきいでしょ?うちも厳しいのよ。なのでお互いのために早期に終わらせてくれない?」という交渉が秘密裏に行われているのではないのか。
これを考えますと、目先、株価は下に反応してもいわゆる「暴落」へは繋がらないのではないのかなという邪推が浮かんできます。
う~ん・・・
難しいなぁ・・・
ともあれ、そんなことより強く思いますのは、この紛争が一秒でも早く解決して一人でも多くの命が助かる・救われて平和な暮らしが戻ってきますようにということでございます。
テクニカル分析は一応明日にでも行ってみます。
以上です。
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